2010年6月4日金曜日

植田正冶


なかなか更新できませんでした。見てくれている人いるのかな?笑
先日、植田正冶の写真展「写真とボク」に行ってきました。
5月21日(金)~6月13日(日)[会期中無休]
◆開館時間:午前10時-午後8時(最終日午後5時閉館)入館締切:各日閉館30分前
◆入館料:一般800円(600円)/高・大学生 600円(400円)/小・中学生 400円(200円)

実は昔、植田正冶写真美術館(鳥取)に家族で行った事があったみたいなんですが、全く覚えていませんでした…。全く、価値のない子供です。
なので今回は初見の気持ちで行ったのですが、すごく良かったです。この方、生涯アマチュアなんですね。そういう生き方もかっこいいです。僕は1970年以降の作品が好きで、特に静物を捉えた写真には感動しました。この人は演出に長けているのですが、その演出は決してくどくなく、作られた世界であるのにも関わらず嘘ではない自然さがあります。(自身の身辺を被写体にしているという事もあるでしょうけど)ヨーロッパで撮影された写真も展示されていますが、被写体は海外なのに、どこか日本を感じました。不思議ですね。

展覧会では作品の年代に沿って観覧出来ます。最後まで見て感じるのは生涯挑戦し続けた人なんだという事でした。自らのスタイルに固執することなく、新しい表現を日々模索し続けた姿。分野は何であれ、かっこいいです。
僕は写真は全くの素人ですが、この展覧会を見て良かったと思いますし勉強になりました。
本人が実際に使用していたカメラなんかも展示してあり、とても濃い写真展だと思います。
13日までやっているので、写真に興味がある人は勿論、そうでない人にも是非足を運んでもらいたいと思います。